2014年08月25日

レインメーカー

面白いのになぁ・・・・オッカシいな〜



評価:★★★★ 4.0点

1997年フランシス・フォード・コッポラ監督作品。
原作ジョン・グリシャムの法廷小説の映画化。

こう聞いたら期待しますよね?絶対面白いはずだって。
主人公をマット・ディモンが演じるというのもいい感じです。
地味ながら強い、地に足の着いた演技は、説得力十分。
それ以外のヒロイン、悪役の弁護士や保険会社社長など完璧な配役と、演技演出です。

ストーリーも若くして白血病で倒れた貧乏で善良な青年の敵討ちのため、全米を網羅する保険会社という大企業を敵に回し、弁護士になったばかりの若者が徒手空拳で戦いを挑む。弱い者が圧倒的な強者を倒すというのは、いつの世でもワクワクする設定です。
しかも法廷劇のダイゴミもタップリ織り込まれて、見る者を否が応でも引き込みます。

この映画の中で語られているように、アメリカには国の医療保険がありません。
個人個人が民間の保険会社と契約をしているため、医者にかかった時病院側が保険会社に治療してもいいかを確認したりします。
そんな、アメリカの医療保険制度の異常さをストーリーを通じて、しっかり問題提議してくれます。
また、彼に関わるヒロインも貧困層における基本的生活の困難さを表現し、ストーリーとテーマに深みと重みを加えています。

そしてもちろんラストは観客の望み通りの結果で喜ばせ、しかも現代社会を反映したちょっとした苦味を隠し味にして、見る者に余韻を与えてくれます。

どう見ても面白くないはずがない。
イヤ誤解されては困るんですが、面白いんです。

ホントに映画の教科書として使いたいぐらい、どこにもおかしなところもなければ、必要な事は全て表現してくれていて、見終わった後の充実感もあって。
正直、星5つで何の問題もないんですが・・・・・・

 やっぱり☆4・0だナ〜

マイナス1は、申し訳ないんですが、ヤッパリ監督がコッポラさんなのにっていう、こっちの勝手な期待値が原因なんで、申し訳ありませんとしか言えないんですが、コッポラさんアナタはほんとにすごいモノ作っちゃったんだもん。

タイヘンだろうけど、それを越えてほしい!

実際、監督名を知らずに見てたら、間違いなく☆5つナンですけどね・・・

で、☆のマイナス分なんですけど・・・
ナンクセみたいなコト云います。
なんて言うか、この映画の全体から出る雰囲気みたいなものに、傑作の匂いがしないという・・・ほんとイチャモンなんですが・・・

やっぱりでも映画ってソコ大事だと思うんです。
何か、期待した以上の物語に出くわすとか、想像した以上の熱気がスクリーンから吹き付けてきたり、そういうスゴいモノを予感させるタタズマイが感じられなかったんで・・・ほんとスイマセン。

でも、言ったついでに言葉を重ねれば、コッポラ監督は、この映画はほんとに撮りたい映画だったんだろうか?

コッポラ監督にとって、この医療保険の問題を今どうしても訴えたいという必然性を持っていたようにかんじられないという・・・もし、必然性があるのであれば、もうちょと熱気の感じられる映画になった気がします・・・

失礼しました。



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posted by ヒラヒ・S at 21:31| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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