2014年09月07日

エリザベスタウン

ラブ・コメという事でヨロシイでしょうか?



評価: ★★★  3.0

え〜っと、ちょお〜っとハッキリとしないカンジです・・・・・

主人公(オーラン・ブルーム)は、スニーカー会社のデザイナーで大失敗して解雇されます。そして、絶望し自殺を決意したとき父の死を知らされ、その葬式のため父の故郷ケンタッキー州エリザベスタウンに向かいます。その旅の旅客機でキャビンアテンダントのヒロイン(キルステン・ダンスト)と出合い、彼女とエリザベスタウンの人々に励まされて、もう一度ガンバロウなんていう再生の物語をユーモラスタッチで描いています。

個人的にいちばん感動したのは、父親の葬儀で主人公の母親(スーザン・サランドン)が行ったスピーチでした。

笑わせて泣かせて、貫禄の演技をスーザン・サランドンが見せてくれます。こんなにうまい人だったんだ〜という事で、+☆2です。

映画全体のムードというかセンスや音楽が、明るくてユーモアーがあって、いかにも前向きなアメリカっぽい気がして+☆1です。


しっかし、やっぱし、ちょお〜っとハッキリしないので、マイナス☆2の追求です・・・・

基本的に主人公の「自殺を考えるほどの大失敗」から、父の死や、恋の力によって、生きる希望を持つというストーリーだと思うのですが・・・・・・・・・・・・・・・どこかオーラン・ブルームの収まりが悪い気がします。

オーラン・ブルームはカッコいいけど、キルステン・ダンストがモダンなキャラだけに、更に強く現代劇向きじゃない印象を持ったのかもしれません。どこか暗さというか重さが気になります。

更に物語の中に、主人公の成長物語と、男女の恋愛と、ロードゴーイングストリーの要素があり、其々がまとまりがないというか、求心力がないというか・・・・・結局、ストーリーとしての「核」を決めたら、その「核」が王様で、それ以外の要素は奴隷として奉仕すべきだと思うのでが、割り切りが悪い印象です。

また、物語全体が軽いコメディータッチで進むんですが、この語り口はたぶんラブ・コメディのフンイキを優先したためかとも思うのですが、父親の死という重い出来事が、そのタッチとは相応しくないように個人的には思いました。

例えば、ラブコメ要素をバッサリ切って、もっと重い雰囲気でこの青年の苦悩を描き、父の死を町の人々と母のスピーチによって主人公が受け入れ、更に父の残した地図に従い父の遺骨とともにアメリカを旅するうちに、亡き父の言葉によって再生を果たす・・・・・なんて方がよっぽどスッキリすると思うんです・・・・・・

ただ、ジミすぎる気はしますよね・・・・

やっぱり恋愛が絡むと、見てくれる人は確実に増えるでしょうし・・・・・・

結局、「物語は主人公の再生物語だけど、恋愛要素をプラスした方がお客さんいっぱい来るでしょ?」というような、ハリウッド戦略の産物なのかな〜という気がします・・・・・・

という事で「ラブ・コメ」のククリでよろしいんでしょうか?



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posted by ヒラヒ・S at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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