2015年10月07日

『卒業白書』若きトム・クルーズが輝く映画のあらすじと感想

スターという才能



評価:★★★★   4.0点

トム・クルーズ21歳の時の出世作。やはり、スターというものは人を引き付ける磁力がハンパ無いです。
映画のストーリーも、最後にチョットしたひねりがありキレがいい。
しかし映画全体の要素を点にすれば☆2.5という所でしょうか。

トム・クルーズの魅力により、佳作となったと思います。

卒業白書あらすじ
17歳のジョエル(トム・クルーズ)は、両親(ニコラス・プライア)(ジャネット・キャロル)が休暇旅行に中の留守番をまかされることになった。家の中でステレオでロックをがんがんかけて酒を飲み、父親のポルシェを東り回すジョエル。ひょんなことから娼婦ラナ(レベッカ・デ・モーネイ)と一夜を過ごす。娼婦ラナと遊ぶうちに、ポルシェを壊してしまい車の修理費が600ドル。
そんな彼にラナが、金持ちお坊ちゃんたちを集めて大乱痴気パーティーを開いたら、という提案をする。(原題リスキー・ビジネス)ジョエルの家には続々と坊ちゃん達が集まって来て、パーティーは大成功。
そんな所に、彼が進学を望んでいるプリンストン大学の調査員が来たり、ラナと外出した時に家の中の家具が盗まれてしまったり・・・・・彼の大学進学と盗まれた家具の行方は------というものです。

<登場人物>
ジョエル・グッドソン(トム・クルーズ)・ラナ(レベッカ・デモーネイ)・マイルズ(カーティス・アームストロング)・バリー(ブロンソン・ピンチョット)・グレン(ラファエル・スバージ)・グイド(ジョー・パントリアーノ)・ジョエルの父(ニコラス・プライアー)・ジョエルの母(ジャネット・キャロル)・
ルザフォード(リチャード・メイサー)・ヴィッキー(シーラ・ダニーズ)・ジャッキー(ブルース・A・ヤング)など

(アメリカ/1983年/監督・脚本ポール・ブリックマン)



実際トム・クルーズの演技自体も必要な情報は伝えますという図式的なところも見え、特別に演技力が飛びぬけているわけではないと感じます・・・・

しかしこの映画の魅力は、笑い顔で眼を細めている所とか、パンツ一丁で踊るシーンとか、地下鉄で女性とカラむシーンなど、各シーンで顕れるこのトム・クルーズの魅力・・・・爽やかさだったり、カワイさだったり、SEXYさだったり、でも清潔だったりという魅力・・・・が無ければこの映画は力を持たないと思うんです。

ひとつにはこの映画で表現される、青年期の終りに誰もが経験するであろう、社会ルールを逸脱したバカ騒ぎ。
この青年がそれを演じるからこそ、この中流階級のどこにでもいる好青年は決して、今後犯罪者にはならず「ひと夏の楽しいスリリングな危険な遊び」として映画が成立し、見る者もその将来を予見し安心して楽しめるのではないでしょうか。

しかしもう一つの真に重要な要素は、この俳優の持つ魅力があって、初めてこの映画が見る者に届くという・・・・それは、単純に魅力的な人物を前にすれば誰しもその人物に好意をもち、さらに進めばその人を自らの心の中に住まわせ、ついには常にその人物に心を占拠されてしまうという、事情によるものです。

それを「恋」と呼ぶべきでしょう。

人は「恋」をした相手に対しては、自ら心を開き、相手のいかなる情報も見落とさないように、細心の注意を払うはずです。
映画の中の登場人物に対して「恋」をした観客は、その映画を理解し進んで同調する努力をするでしょう。
 
それは、その映画の成功を意味してると思うのです。

そういう事で、この映画に出ている21歳の青年は特別の力を持っています。
そして、この時点では自分の魅力にまだ気づいていないようです。

自分の見せ方を十分計算出来るスターとなる前のこの青年は、この映画では演技力が不十分なだけに、その途方もない魅力をナマナマしく放出しています。
 
良くも悪くも、そういうトム・クルーズという「スター」の魅力を楽しむ映画だと思いました。

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posted by ヒラヒ・S at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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