2015年12月01日

星の王子 ニューヨークへ行く

黒い王子は、ハリウッドの王になれるか?



評価:★★★★   4.0点

エディー・マーフィーのコメディアンとしてのパフォーマンスがスゴイと想像します・・・・・・

想像しますなんて〜のも、ど〜もハッキリしないですいません。

しかし、英語の能力が低いと、この映画の場合半分も楽しめないような気がしました。
エディーマーフィーが一人で何役も演じているんですが、王子役の固い生真面目な英語と、老黒人のべったべったの黒人英語のラップのようなシャベリや、キャラクターごとに訛があって、ネィテヴが聞いたら大うけだろうと想像したのですが・・・・・

また、たぶんスラングたっぷりで、キワドイせりふのギャグが、マシンガンのように叩き込まれているんだろうなとも・・・・・・想像しましたが・・・イカガデショウカ・・・

ま〜字幕だけで見ても☆3っつは十分なお話だと感じました。
・・・・・ので、想像の面白さを足して、☆4.0です。


また、エディー・マーフィーのお陰で、めったに見れないブラックカルチャーが垣間見れたと・・・・・想像します・・・・

これまたハッキリしないんですけど・・・・・アメリカ文化と言ってイメージするのは、基本的に白人(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント=WASP)の文化であり、外に出ないマイノリティ文化が厳然と存在すると・・・・・いいます。

スパイク・リーじゃないですが、ブラック・コミュニティー内だけで消費される黒人向け映画や、ヒスパニック映画があり、それがメジャーな配給に乗る事はほぼないのではないかと・・・・想像します。
もし、そこらへんに興味の在る方は「オスカー・ミショー」という黒人監督を検索してみてください・・・・私もよく知らないんですけど。

しかしこの映画はエディー・マーフィーというスターが出演しているせいで、メジャー=ハリウッドに乗った「ブラック・ムービー」だと感じました。
ほぼ黒人しか出ていませんし、黒人達が見て大笑いするネタが山盛りのような気がします・・・・・この作品がメジャーに出るにあたって、エディーマーフィーの意向が、どの程度反映されたか否かはハッキリしませんが、この後の「ハーレム・ナイト」もほぼ黒人だけの「ブラック・ムービー」だった事を考えると、彼が「ブラック・ムービー」をメジャーにしようという気持ちがあったように思います・・・・・・また、ハリウッド・スターとして自分が映画の企画にまで、係われるようになったという証拠ではないでしょうか。
それは、ハリウッド監督ジョン・ランディスをこの映画で起用していることでも、明らかだと思います。

実際、大統領が黒人になった今でも、黒人街と白人街は厳然と分かれていますし、人種的な忌避感は相互に根強くあるといいます。

しかしかつて、そんな対立を超えてでも、自らの「ブラック・カルチャー」を伝えようとしたアーティストがいました。

「キング・オブ・ポップ=マイケル・ジャクソン」その人です・・・・・・彼は「黒人文化」をメジャーな存在にする代わりに、黒人コミュニティーから「白人に魂を売った」と言われて、結局一人ぼっちになってしまいました・・・・・・

エディー・マーフィーは、彼を見ていたのではないかと想像します。

それゆえ「白人社会のスター」として認められれば認められるほど、自らの帰属集団としての「ブラック・コミュニティー」を尊重する戦略を取っているのではないでしょうか。
黒人文化を「メジャー」にする努力をすることで、自らのアイディンティティと「スター」である事のバランスを取ろうとしていると想像したのです。

また、その選択はハリウッド・スターとしてハリウッド映画に出演する以上、ヒットしなければアっというまにスターダムから転げ落ちる事を理解した上での選択でしょうが・・・・・・・・・・正直危険な選択では有ります。

で・・・・さらに想像なのですが・・・・・・・アメリカの黒人にとって「メジャー」になるという事がここまで「リスク」を伴うのだろうと・・・・・遠い国でそう想像して・・・・ガンバレと思ったのでした。


関連レビュー「48時間」:http://hirahi1.seesaa.net/article/423743001.html
関連レビュー「ムーンウォーカー」:http://hirahi1.seesaa.net/article/423206918.html

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posted by ヒラヒ・S at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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