2017年02月04日

ザ・ローリング・ストーンズ・CD『ブルー&ロンサム』ストーンズのブルース

ストーンズのオトシマエ



評価:★★★   3.0点


ザ・ローリング・ストーンズ紹介

stones-pic.jpgザ・ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones) は、イギリスのロックバンド。1962年4月のロンドンで、ブライアン・ジョーンズ(ギター、ハーモニカ)、イアン・スチュワート(ピアノ)、ミック・ジャガー(リードヴォーカル、ハーモニカ)、キース・リチャーズ(ギター、ボーカル)によって結成、その後間もなくベーシストのビル・ワイマンとドラマーのチャーリー・ワッツが参加した。
結成当初のリーダーはジョーンズであったが、後にジャガーとリチャーズがコンビで作曲を行い、グループをリードするようになった。1969年、ジョーンズは体調不良と法律問題のためバンドへの貢献が減少しツアーへの参加もできなくなり、バンドを脱退、その3週間後にプールで溺死した。ジョーンズの後任としてミック・テイラーが加入、1974年に脱退するまで活動を続けた。その後、ロン・ウッドが加入する。ワイマンは、1993年にバンドを脱退、後任としてダリル・ジョーンズがベースを担当するようになるが、正式メンバーとしては加入していない。スチュワートは、1963年に公式メンバーから外されるが、バンドのロードマネージャーを続け、1985年に死去するまでピアニストとしてツアーやレコーディングに参加した。1982年以降は、チャック・リーヴェルがバンドのキーボードを担当している。(wikipediaより引用)


初期のストーンズナンバー。ブルースのテーストを色濃く持ちながら明らかに、ストーンズのオリジナリティーが感じられる。

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ザ・ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム』収録曲
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6曲目と12曲目にエリック・クラプトンがギターで参加
1. ジャスト・ユア・フール(Just Your Fool)
  オリジナル Buddy Johnson
2. コミット・ア・クライム(Commit a Crime)
  オリジナル Howlin' Wolf
3. ブルー・アンド・ロンサム(Blue and Lonesome)
  オリジナル Little Walter
4. オール・オブ・ユア・ラヴ(All of Your Love)
  オリジナル Magic Sam
5. アイ・ガッタ・ゴー(I Gotta Go)
  オリジナル Little Walter
6. エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング(Everybody Knows About My Good Thing)
  オリジナル Miles Grayson Lermon Horton
7. ライド・エム・オン・ダウン(Ride 'Em On Down)
  オリジナル Eddie Taylor
8. ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー(Hate to See You Go)
  オリジナル Little Walter
9. フー・ドゥー・ブルース(Hoo Doo Blues)
  オリジナル Otis Hicks Jerry West
10. リトル・レイン(Little Rain)
  オリジナル Ewart G.Abner Jr. Jimmy Reed
11. ジャスト・ライク・アイ・トリート・ユー(Just Like I Treat You)
  オリジナル Willie Dixon
12. アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー(I Can't Quit You Baby)
  オリジナル Willie Dixon

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ザ・ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム』
プロモーションビデオ集

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ブルー・アンド・ロンサム プロモーションビデオ


ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴープロモーションビデオ


オリジナル:リトル・ウォルターヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー


ライド・エム・オン・ダウン プロモーションビデオ


オリジナル:エディーテイラー (1955)ライド・エム・オン・ダウン 


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ザ・ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム』感想
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このアルバムは、どっぷり、とことん、徹頭徹尾、骨の髄まで、まったり、こってり、全身ブルースだ。
ザ・ローリング・ストーンズがザ・ローリング・ストーンズになる前に―
ザ・ローリング・ストーンズがザ・ローリング・ストーンズになるために―
レコードが擦り切れるほど聞いていた、彼らの背骨のようなブルース、血肉と化したブルース、心臓の鼓動のブルースだ。

そんな昔懐かしいブルースをカバーしたのが、このアルバムだ。
eric-clapton.jpg
ここに、エリック・クラプトンも2曲ギターで参加したのは、彼も同じくブルースにどっぷり首まで漬かって生きて来たからだったろう。


そんなこのアルバムで、平均年齢72歳のメンバーがリラックスしてブルースを気持ちよさげに演奏しているのは、心地よくはある。

しかし、あえて言いたい・・・・・・・
このアルバムはザ・ローリング・ストーンズのベストではない・・・
むしろおまけのような趣すら漂う。

結局、彼らのホワイト・ブルースは、上の動画からも分かるように、どう演奏しても黒人のブルースとは濃厚さというか、ネットリ感というべきか、明らかに違うのだ。

彼らがブルースを愛し、ブルースを歌いたいのは分かる。
しかし、彼らの真骨頂とはブルースをベースとして、それまでのブルース・マン達が作りえなかったブルースの進化系を生み出した点にあるだろう。

それは、真剣に黒人に生まれなかったことに苦悩したと言う、エリック・クラプトンにしたところで同じ事で、クラプトンのクロっぽい(黒人的な)ブルースよりも、どこか漂白、洗練、された楽曲の方が世間から受け入れられたのは、やはり資質としてそこに長所があったからだ。

たとえば、ストーンズがブルースに付け加えたのは、個人的には、ブルースが持つ暗く陰鬱な世界観を超えた、陽気でドラマチックな疾走感だったと感じる。
ザ・ローリング・ストーンズ「サーティスファクション」

さらには、ブルースに美しいバラードのメロディを付け加えたのではないか。
ザ・ローリング・ストーンズ「アンジー」


それは、エリック・クラプトンが、ブルースに「クールな諦念」ともいうべき静けさを付与した事にも通じる、ブルースの可能性の拡大であったはずなのだ。
エリック・クラプトン「ワンダフル・ツナイト」

エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘブン」


やはり黒人にはなれない彼らは、自らの資質に合ったオリジナルのブルースを生み出したからこそ、ここまで世界に受け入れられたのではないだろうか・・・・・・・・・

このアルバムのオールド・ファッションドなブルースを聞き、正直ストーンズの生み出す「オリジナル・ブルース」を聞きたいと思った。

ストーンズだって分かっていたはずなのだ。
自分達に何が求められ、自分達の黒っぽいブルースがオリジナルに匹敵しない事を。

それでも、このアルバムを出したのは、自分達が歌うことでブルースにもう一度注目を向けたいという志からではなかったろうか。

実を言えば、このアルバムを聞いて来るべものが来たかとも思った・・・・・・・・・
このアルバムを最後に、もうストーンズは新しい曲を発表しないのではないかと感じたのだ。
このブルースアルバムは、キャリアの最後に自分達のルーツに仁義を切った、いわば「ストーンズの落とし前」のように感じられてならない。

これが浅はかな考えであることを祈っている・・・・・・・・

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posted by ヒラヒ・S at 17:27| Comment(4) | TrackBack(0) | ロック音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!名前だけは知ってると思ったら「サティスファクション」は知ってました( ̄▽ ̄)♪・・・以上です。
Posted by ともちん at 2017年02月04日 17:43
ザ・ローリング・ストーンズでも評価3.0なのですね。
音楽記事も書けるので素晴らしいですね〜。
自分はネタ切れ・・
Posted by いごっそう612 at 2017年02月04日 19:48
>ともちんさん
ありがとうございます。人間世界国宝の人々ですが、このアルバムは良くなかったです・・・(^_^;)
Posted by ヒラヒ・S at 2017年02月04日 20:54
>いごっそう612さん
ありがとうございます(^^)私は、書きたい記事はあるんですが、書くのが遅いので、消化できてません(^_^;)
Posted by ヒラヒ・S at 2017年02月04日 20:56
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