2017年05月08日

実写『ゴースト・イン・ザ・シェル』センスオブワンダーの行方/感想・解説・SFの歴史

ゴースト・イン・ザ・シェル(感想・解説 編)


原題 GHOST IN THE SHELL
製作国 アメリカ
製作年 2017/上映時間 120分
監督 ルパート・サンダース
脚本 ウィリアム・ウィーラー
原作 士郎正宗


評価:★★★   3.0点

この映画を見て、そのビジュアルの作り込みは、標準を越えて見事だと思う。
しかし、SF映画、日本アニメの系譜を紐解いてみれば、今やSF的ビジュアルのリアリティーだけでは十分とは言えないと個人的には考える。
以下、その点を整理し、SF映画に必要な要素を検証したいというのが、今回の大それた試みである。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』予告動画





『ゴースト・イン・ザ・シェル』感想



まずは、この映画のビジュアルが素晴らしいという事実は強調したい。
確かに、そのビジュアルはまるで「甲殻機動隊」のアニメの世界観から一歩も出ていないかもしれない。
今となっては資金に見合ったCGのクオリティーが保障されることに慣れてしまって、このCGのクオリティーにもさほど驚きはないかも知れない。
それでも実写に置き換えて、違和感なく世界観を構築したことは賞賛したい。
アニメと実写のオープニングシーン比較
逆に実写に劣らないクオリティーを持つアニメの完成度に驚く。

この映画の、そこここに見えるデティールから、この監督の『ゴースト・イン・ザ・シェル=甲殻機動隊』に対する愛が感じられて、そこに同じ世界を共有してきたシンパシーも感じ、つい応援したいという感慨さえ覚えた。
アニメと実写の格闘シーン比較

正直言って、ここまでアニメとそっくりなら実写化する意味に疑問を持つ者もいるだろうし、特にコアなファンからすれば実写化によるイメージの誤差自体に拒否反応が出るかもしれない。

しかし単純に言って、実写化によって圧倒的に視聴者層が拡大するのだ。
アニメは見ないという観客達を取り込めるという利点と、何よりこの原作アニメ自体が、本来大人が見て理解すべき哲学的な物語なのだから、実写化はこの物語の持つ原型としての力からいって成されるべきだと、個人的には信じている。

とはいうものの標準作という、評点3にしたのは、やはり根本的に欠けた要素があると感じたからだ。
その点を説明するためには、SFの歴史と、日本アニメの系譜が、語られなければならないだろう。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』解説

SF映画の系譜



SF映画(空想科学映画)の世界初の映画は、1902年のジョルジュ・メリエス監督のフランス映画『月世界旅行』だったと言われる。
ジョルジュ・メリエス監督『月世界旅行』


それに続くのが1910年のJ・シャーリー・ドーレイ監督『フランケンシュタイン』
J・シャーリー・ドーレイ監督『フランケンシュタイン』


そして特撮怪獣の元祖、1925年の監督ハリー・O・ホイトによるアメリカ映画『ロスト・ワールド』
ハリー・O・ホイト監督『ロスト・ワールド』


そして、SF映画の金字塔1927年のフリッツ・ラング監督『メトロポリス』が発表された。
フリッツ・ラング監督『メトロポリス』

この例で分かるように、映画の歴史が始まると共にSF作品は作られてきた。
Film.jpg
これは大衆文化としての明快さ、刺激性を求めた結果ではあろうが、見逃せないのはこの映画の黎明期とは科学知識によって世界を再構築する時代と重なっていたという事実だ。

それは宗教がもはや世界を説明しきれない時に、変わって出てきた新たな世界の解釈だった。
考えてみれば近代に生まれた小説ジャンルの、サスペンス・ミステリーが人間の罪を問うものであり、科学を元にしたSF小説とは、世界が神抜きにいかに成立し得るかを語ったものだといえるだろう。

それゆえSFとは、本来新たな可能性の物語であった。
その本質的機能とは、それまで万能の神が作っていた世界を、人間の理解できる合理的な世界に書き換えることだった。
その世界の未知を科学によって検証し理解していく過程とは、必然的に今まで不明瞭だった世界の新たな解明を意味する。

つまりはSFとは、今まで語られなかった新たなユニーク性こそがその本質であり、それを『センス・オブ・ワンダー=異質な感覚』と呼んだのではなかったか。
関連レビュー:『2001年宇宙の旅』
スタンリー・キューブリック監督のSF映画の金字塔
センス・オブ・ワンダー解説。

しかし、率直に言えばこの映画には、そのユニーク性「センス・オブ・ワンダー」が感じられなかった。
Film-katinko.jpgそれは、SFに限らず、リメイクにしても、実写化にしても、新たな表現がそこに成されなければ、ただのコピーに堕するはずだ。
そのユニーク性は、世界の未知を新たな概念により解明する事だけではない。

実は『スター・ウォーズ』などの中世騎士物語の舞台を宇宙に置き換えただけの、スペースオペラと呼ばれる物語であっても、そこにビジュアルとしての「センス・オブ・ワンダー」があれば人々の心を掴めるのだ。
関連レビュー:『スター・ウォーズ』
SFビジュアルのリアリティーがもたらしたもの。
スペース・オペラの革新

下の動画は、『月世界旅行』から始まる宇宙人の変遷をまとめた動画だが、やはりスターウォーズを境にビジュアル・リアリティーが高まったと感じる。

そして、リドリースコット監督の『ブレード・ランナー』も、SFにアジアのエスニックイメージを導入した、そのビジュアルのユニーク性が効果を上げた。
ブレードランナー:チャイナタウン

このビジュアルイメージはアニメ「甲殻機動隊」に影響を与えていると感じる。

以上の例で、通常のジャンルよりも更に、SFという分野はそのユニーク性が求められるのだとご理解頂けただろうか。
そういう点でこの映画の、アニメをそのままトレースしたような表現に不満を感じた。

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『ゴースト・イン・ザ・シェル』解説

日本アニメの系譜


この映画には、先に述べたようにユニーク性が足りない。
しかしある面、同情すべき点があると個人的には思う。
それは、日本マンガと日本アニメのクォリテイーの高さゆえに、作品の世界観が揺るぎなく構築されて、イマジネーションを広げる余地が少ないのではないかと思うのだ。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編アニメ『イノセンス』
そのビジュアルの完成度の高さに驚く。

そんな高い完成度を持つ、日本マンガの栄光は、手塚治虫という一人の天才によって始まったと言っていい。
そのマンガ表現の革新の本質は、本来「笑い」を描いてきたマンガというジャンルで「悲劇」を描いたことにあると個人的には思える。
関連レビュー:『鉄腕アトム』
マンガ表現の革新が生まれた理由
マンガの拡散


そして、マンガが悲劇を描けるようになった必然として、人間心理の描写が必要となり、その心理描写の表現の進歩とともにマンガ表現の幅が拡大し、そして劇画が誕生する。

この劇画の誕生が意味したのは、それまでのマンガの絵柄が「お笑い」の殻を引き継いでいたため描けなかった、大人向けの表現が可能になったという事実だっただろう。

それはマンガを読んできた世代が大人になり、大人が読めるマンガのニーズが生まれた事が背景にあったと思われる。
ここにおいて日本マンガは、ビジュアルとしての緻密さと、細密なストーリー表現力を手にしたと言える。

そんな日本マンガをベースとした、日本アニメの更なる革新は大友克洋『アキラ』が多くを担っていると、個人的には信じている。
その卓越したパース表現は、すでに実写となんら変わらない。
関連レビュー:『アキラ』
卓越したパース表現の開いた世界
アニメから実写の越境者

このアニメを見れば、その世界観のビジュアル的、ストーリー的な、高い完成度に驚きを禁じ得ない。
しかし、その日本アニメの持つ世界観の緊密さは、実写化した際の自由度を制限する要因になるだろう。
amekomi.jpgなぜなら、原作の読者たちが持つイメージは、そのデティールまで書き込まれた堅牢無比な世界に依っているので、それ以外の世界観に置き換えられた瞬間に、その表現は認められないからだ。
これが、アメコミのヒーローならば問題がないのは、アメコミ自体の情報量が日本マンガに比べ圧倒的に少ないからで、それだけ実写化の際に表現の自由度が高いからだと思える。

そしてこの事実は、この映画だけではなく、広く日本マンガ、アニメの実写化の際に必ず生じる問題のように思える。
つまりは、完成度の高い確立した世界観は、実写化に際しその世界観をそのまま置き換えればユニーク性が失われ、さりとて違う世界観を導入すれば、そのファン層からそっぽを向かれるというジレンマを抱えている。

Film2.jpg結論を言えば、この『ゴースト・イン・ザ・シェル』の実写化とは、日本マンガ・アニメの完成度ゆえに、そもそも困難とならざるを得ない挑戦だったのであり、その中で健闘した作品だと個人的には感じた。

ここから先は、ないものねだりに近いのだが、この映画の元にある『甲殻機動隊』を愛するルパート・サンダース監督の想いは十分表現されたと感じた。

それゆえもし次回作があるとするならば、もっとわがままに新しい物語を構築しても良いのではないか。
日本映画界にある「マンガ原作」を舐めたような製作者とは違い、明らかに敬意を持って誠実に作品に向き合っているのだから、その愛はコアなファンにも伝わるはずだ。

ある物語の原型が、拡大し定着するためには、そんな愛に満ちた異化作品が必要なのだ。

それはSFが、科学という知見で新たな世界のビジョンを描き出して見せたのと同様、作品世界にもそんな「センス・オブ・ワンダー」が求められているのだと信じる。

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posted by ヒラヒ・S at 17:11| Comment(2) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

オスカー男優賞『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』アメリカの業/ネタバレ・ラスト・結末感想

ゼア・ウイル・ビー・ブラッド(ネタバレ・ラスト編)


原題 THERE WILL BE BLOOD
製作国 アメリカ
製作年 2007/158分
監督・脚本 ポール・トーマス・アンダーソン
原作 アプトン・シンクレア


評価:★★★☆  3.5点



題名『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』とは、直訳すれば「そこに血がある(だろう)」という意味かと思います。
しかし、この「血」が実に多くのモノを指しており、その「血」を巡る一人の男の人生を描く映画だと言えます。
この映画にはアメリカ社会の本質が、はからずも浮き彫りに成っているように感じました。

『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』予告


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以降の文章には

『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』ネタバレ

を含みますので、ご注意下さい。

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(あらすじから)
ダニエルにH.W.がした相談とは、父の元を離れ、独立しメキシコに行くという話だった。
ダニエルは商売敵になるのかと激高した。
H.W.はそうじゃないと反論するが、ダニエルは裏切りだと責め、我々の絆を断ち切るのかと問い、お前は俺の中の息子の像を裏切ったと語った。
そして、ついにH.W.の秘密を暴露する。

H.W.の秘密

【意訳】ダニエル:予測すべきだったこの日が来ることを。この数年間お前は俺への憎しみを一片一片積み上げた。お前が何者かわからん。なぜならお前にとって俺は無意味だった・・・お前は他人だ。お前の怒り、敵意、私に対する邪心に満ちた態度。
お前はカゴごと砂漠の真ん中に捨てられた孤児だった・・・・・・・お前を拾った唯一の理由は、子供がいれば土地の交渉相手が信用するからだ。聞こえたか。これで分かったろう。俺を見ろ。最低のクズめ。
俺の血など引いていない。カゴに入ったクズめ。
/H.W.:あなたの血を引いていなくて神に感謝する。/ダニエル:お前は俺の息子ではない。商売敵だ。カゴに入ったクズめ。カゴに入ったクズだ。カゴに入ったクズだ。

そんなダニエルの脳裏に、H.W.と共に採掘していた日々が蘇る・・・・・・・

そして彼は、執事一人に世話をさせ酒びたりの日々を暮らす。
blood-bowling.png
そんなダニエルの下を「第三の啓示教会」伝道師イーライが訪問する。

親戚で旧友だ、力になりたい。信徒の土地があってその下には石油が埋まっているだろうから、買収の仲立ちをすると持ちかける。
ダニエルは一緒に仕事をしてもいいが、条件があるという。
それは、イーライが偽預言者で神は迷信に過ぎないと告白しろというものだった。
イーライはそれに応じた。

【意訳】イーライ:私は偽預言者で神は迷信に過ぎない/ダニエル:大きな声で/イーライ:私は偽預言者で神は迷信に過ぎない/ダニエル:私は偽預言者で神は迷信に過ぎない/ダニエル:もう一度/イーライ:私は偽預言者で神は迷信に過ぎない)

そしてその告白を強いてから、ダニエルは言った。
「もうその土地は掘った。もう石油は無いと」
イーライは大恐慌で株が暴落し、破産の危機にある助けてくれと泣きついた。

【意訳】イーライ:助けが必要だ。私は罪びとだ。思いがけず悪魔に取り込まれた。愚かな罪びとだ。/ダニエル:神は時として我々を試すのだ。違うか?/イーライ:そう、そうする。そうする!/ダニエル:そうだ、そうううううううううするううううう

更に、ダニエルは追い込む、双子の兄ポールには1万ドルを支払い、彼は油田を持って成功していると。
神はお前を選ばず、ポールを選んだのだと。
お前の負けだと。

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『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』ラストシーン



【意訳】ダニエル:お前がミルクシェークを持っているとする。それは俺が飲む。ストローでこんな風に。見ろ。俺のストローは遠おおおおおおおおくまで達し、お前のミルクシェークを飲む。俺はお前のミルクシェークを飲む。ずずずずずずずず!全部飲み干してやる!/イーライ:いじめないでくれ/お前の歌や踊りや迷信が何の役に立つ!俺こそ”第三の啓示”だ。俺こそ神に選ばれたのだ!お前より頭がいいし、お前より年長だ。/イーライ:私は旧い友じゃないか!/ダニエル:私は偽預言者じゃない!腰抜けめ!俺こそ”第三の啓示”だ!俺こそ”第三の啓示”だ!お前に告げる、食い尽くしてやる!食い尽くしてやる!/イーライ:止めろ、我々は兄弟だ!ダニエル、どうか、許してください。/ダニエル:逃げるな!/執事:ダニエル様?/ダニエル:もう終わったよ。



『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』結末感想



映画冒頭のシークエンスで、採掘仲間の一人が死に、H.W.はその男の子供だったという描写がある。
その後その赤ん坊を育てたのはダニエルで、そこにはやはり溢れるばかりの情愛が有ったと感じる。
blood-baby.png
結局、このダニエルは弟に対する情を含め、深い愛情を持った男だと感じる。

Blood_Poster.jpg
しかし愛情とは「自らの欠落を埋めるための欲望」を指すのだとしたら、このダニエルは欲深い男なのだろう。

それゆえ、息子が自分を去る事を許せないし、地下の石油は全て飲み干したいのだろう。

この過剰な欲望は、やはり根源的な欠落を抱えているがゆえの不幸だと感じるし、それはアメリカ社会に通低していると感じられてならない。


その欠落は、本来宗教で埋めるべきものだったろう。
しかし、宗教もすでに埋めきれないほど、近代における人々の欠落は深刻だ。
それはイーライのように、信仰に満たされているべき存在が、金銭に走らなければならないほどに。

blood-christ.jpgそれゆえ、ダニエルが叫ぶ「俺が第三の啓示だ」という言葉が、大きく深く響く。
現代における「第三の啓示=人々の救済」は、経済的な財力なくしてはありえないという意味だったろう。

しかし、この近代における経済の本質が、人々を故郷から引き離し工場や資源開発の場につなぎとめて発展してきたことを考えれば、金銭と引き換えに、心に欠落を溜め込む必然が有りはしないか。
その端的な例が、アメリカという新天地だったろう。


そしてこの映画の最後は、現代における救世主は心の欠落を埋めえず、それゆえ決して幸福に成りえないことを表しているだろう。

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『ゼア・ウイル・ビー・ブラッド』評価


この映画は、そういう意味で近代を生きる人々の欠落の痛みを、ダニエル・デイ・ルイスの演技力で強く訴えた作品だと感じるが・・・・・・・・・・・
個人的な印象では、ダニエル・デイ・ルイスが強すぎたと思えてならない。
対立するポール・ダノと比べ、突出した力が際立ちオスカー獲得につながったのだろうが、ドラマとしては対立構造が弱くなった分、表現として弱くなったと感じた。
それゆえこの評価とした。


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posted by ヒラヒ・S at 17:38| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

実写『ゴースト・イン・ザ・シェル』センスオブワンダーの行方/詳しいストーリー・あらすじ編

ゴースト・イン・ザ・シェル(ストーリー・あらすじ編)



原題 GHOST IN THE SHELL
製作国 アメリカ
製作年 2017/上映時間 120分
監督 ルパート・サンダース
脚本 ウィリアム・ウィーラー
原作 士郎正宗

評価:★★★   3.0点



士郎正宗原作の甲殻機動隊を元にした実写映画。
スカーレット・ヨハンソンがどうなのとか、ビートたけしの日本語ってとか、さまざまツッコミ所はあるにしても、その実写へのイメージ変換と再現力は非常に高いクオリティーを持ってると感じました。
この映画の原典への、敬虔といっていいほどのレスペクトの姿勢に少なからず感動しました。


『ゴースト・イン・ザ・シェル』ストーリー



ハンカ・ロボティックスの研究所で生まれた擬体。
そこに脳が移植され、人工成体と一体となった。
擬体合成シーン


ハンカの研究者オーレット博士(ジュリエット・ピノシュ)が「ミラ」と呼びかける。
ghoast-oret.jpg
ミラはテロリストに襲われ、脳だけを残し体を喪い、新たな体を与えられたとオーレットは告げた。

その様子を窓越しに見ていたハンカ・ロボティックスの社長カッター(ピーター・フェルディナンド)は、彼女をエリート捜査組織公安9課に捜査員として加えるように指示した。
ghost-cutter.jpg
オーレット博士は反対したが、カッターは彼女は兵器で、ハンカの未来だと語った。

そして一年後、公安9課にミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)が誕生した。
ビルの屋上に立った少佐はサイバー犯罪捜査のため、司令官荒巻(ビートたけし)の命令を待っていた。
そこに、ハンカのサイバー・テクノロジーを狙ったテロ組織の攻撃が始まり、少佐は単独で突入した。
少佐突入戦闘シーン

その晩ハンカの幹部・研究者が3人ハッキングされ殺された。
9課捜査会議の席でその犯行がクゼ(マイケル・ピット)という者の仕業だと報告された。
捜査に戻ろうとする少佐を荒巻が呼び止め「お前はただの武器じゃない、魂がある」と危険な行動を戒めた。
bhost-kitano.jpg

少佐とバトー(ピルー・アスベック)は共にハンカに調査に向かい、少佐は芸者ロボットのメモリーに直接潜り込むことにした。
そのメモリー内で情報を得た少佐は、ヤクザの経営するクラブに潜入した。
そして少佐とバトーは共に傷を負いハンカで手当を受けた。バトーの眼は機械の眼になっていた。
ghost-halfbro.jpgghost-bato.jpg

オーレット博士より、少佐には記憶バグがあると告げられた。
少佐の心理的な苦悩について、オーレット博士は助けられないと悲しげに語った。
その頃荒巻の元には、ハンカのカッター社長が面談に訪れ、ハンカに危険が及ぶようなら公安9課を潰すと脅した。
荒巻は総理の指示のみに従うと答えた。
そしてハンカの芸者ロボット検査で、機密22571というコードを持つ情報が現れた。それを知ったダーリン博士がクゼに襲われ命を落とした。
さらに、オーレット博士も襲撃され、少佐とバトーが急報を受け急行し、犯人と激しい銃撃戦となった。
ghost-pundh.gif
犯人を捕え尋問をしたところ、ハッキングされ新しい記憶を埋め込まれただけだと判明した。

バトーは本当の記憶と嘘の記憶の違いは何だと呟いた。
9課で犯人を尋問した所、そこに犯人の体を使って、クゼが語りかけてきた。
その一瞬で逆探査し、捜査9課は現場に突入したが、そこは生身の人間をネットワークとした、異様なサイバー空間だった。
ghost-net.jpg

そこで少佐は記憶がフラッシュバックのように蘇った。
Ghost_kuze.jpg
そして、機械と生体が痛々しく混じり合った姿のクゼが現れた。

少佐のフラッシュバックはクゼが見せたもので、クゼが語るのは少佐と自分は同じ存在で、少佐の成功例の前に何人も失敗例があり、自分はその捨てられた失敗例だと言った。
それゆえ、ハンカが自分を殺そうとしたから、防衛のためハンカを倒すのだと語った。

クゼは、ハンカが渡す薬はゴーストに害があるから飲むな、と忠告し、ゴーストは君のものだと告げ消えた。
少佐は、オーレット博士の枕元に立ち、クゼの語った事実を問い詰めた。
ghoast-olet.jpg
オーレット博士は彼女の前に犠牲者がいて、彼女が持っていたテロリストに殺されたという情報も嘘だと告白した。
カッターに言われ仕事で仕方がなかったと。

少佐は「クゼを生んだのはオーレット博士だ」と言い捨て去った。
夜の街を歩く少佐の前に、ハンカの保安部隊が立ちはだかりハンカ本社に連行した。タッカーは全ての記憶を消去しろとオーレットに命令をしたが、彼女は従わず彼女に本当の記憶につながる部屋の鍵を与え逃がした。
そのオーレット博士をカッター社長は射殺した。
ghost-kitano.jpg
そして、カッターは少佐がオーレットを殺し逃げたと荒巻に告げた。
捜査9課を潰されたくなかったら、少佐を捕まえろと迫った・・・・・・・・・



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『ゴースト・イン・ザ・シェル』出演者・キャスト


ミラ・キリアン少佐 / 草薙素子(スカーレット・ヨハンソン)/バトー(ピルー・アスベック)/荒巻大輔(ビートたけし)/オウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)/クゼ(マイケル・ピット)/トグサ(チン・ハン)/ラドリヤ(ダヌーシャ・サマル)/イシカワ(ラザルス・ラトゥーエル)/サイトー(泉原豊)/ボーマ(タワンダ・マニーモ)/カッター(ピーター・フェルディナンド)/ダーリン博士(アナマリア・マリンカ)/リー( ダニエル・ヘンシャル)/ダイヤモンド(カイ・ファン・リエック)/素子の母(桃井かおり)/モトコ(山本花織)/ヒデオ(アンドリュー・モリス)/リア(アジョワ・アボアー)/大統領(クリス・オビ)/芸者ロボット(福島リラ)


『ゴースト・イン・ザ・シェル』来日会見

『ゴースト・イン・ザ・シェル』来日会見


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posted by ヒラヒ・S at 17:19| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする