2017年04月17日

『麗しのサブリナ』詳しいストーリー・あらすじ/オードリーとボギーとピアフ

麗しのサブリナ(ストーリー・あらすじ 編)


原題 Sabrina
製作国アメリカ
製作年1954年/113分
監督ビリー・ワイルダー
脚色ビリー・ワイルダー、サム・テイラー、アーネスト・リーマン
原作サム・テイラー


評価:★★★★  4.0点



ヘップバーンの映画出演2作目は、ボギー、ハンフリー・ボガードを相手に、鮮烈な魅力を見せています。
『ローマの休日』の時はノーブルな輝きを発していましたが、この映画では等身大の20歳の瑞々しい美しさで、見るものを魅了します・・・・・・・・・・・

『麗しのサブリナ』紹介動画


麗しのサブリナあらすじ


大富豪ララビー家では、今晩もパーティーが開かれ、華やかな音楽で人々が踊っていた。
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その様子を木の上から見ているのは、ララビー家のお抱え運転手フェアチャイルド(ジョン・ウィリアムズ)の娘サブリナ(オードリー・ヘプバーン)だった。

彼女の眼差しの先には、ララビー家の次男デビッド(ウィリアム・ホールデン)がいた。
テニス・コートで美しい女性と踊るデビッド、サブリナは彼に恋心を抱くも相手にされない。
絶望して車のエンジンを全て掛け、ガレージの扉を閉め自殺を図る。
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そこにララビー家長男ライナス(ハンフリー・ボガート)が来て、救い出した。

sub-pari.gif彼女の父フェアチャイルドは身分違いのデビッドへの恋を忘れさせるため、サブリナをパリの料理学校に留学させる。
サブリナは料理学校で学びながらも、デビッドの事が忘れられない。


そして2年後、パリから戻ったたサブリナは、洗練されたレディーになっていた。
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サブリナが駅で父を待っていると、そこを通りかかったデビッドが声をかけた。
(右上サブリナ:おいで、デビッド/右中デビッド:デビッド?その犬の名前はデビッドかい?/サブリナ:ええそう/右下デビッド:こりゃ笑える、僕の名前もデビッドだよ。)

そして、サブリナと気づかずに家に送り届けるほど、華麗な変身を遂げていた。

そして、婚約者の実業家タイソンの娘エリザベス(マーサ・ハイヤー)いるにもかかわらず、その晩のパーティーで、サブリナの美しいドレス姿を見たデビッドは完全に恋に落ち、サブリナに夢中になった。
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サブリナとダンスを踊るデビッドは二人きりで会おうと約束する。

しかしエリザベスとの結婚は、ララビー家とタイソン家の会社事業合併がかかっていた。
サブリナしか目に入らないデビッドに、父オリヴァー・ララビーは、運転手の娘をどうするのだと一喝した。
それを見ていた、兄ライナスは弟の尻ポケットにワイングラスがあるのを知り、デビッドの味方を装って座って話そうと促し、デビッドの尻に数週間の裂傷を負わせた。
実は会社経営を一手に引き受けているライナスは、弟と実業家タイソンの娘エリザベスを結婚させ、会社合併による事業拡大しか考えてなかった。
その障害となるサブリナを自らが誘惑するため、弟はベッドから動けない方が都合が良かったのだ。
【大意】ライナス:ミルウォーキーのビール工場?/サブリナ:ええ、ミルウォーキは有名だから好きよ。/ライナス:乾杯!/サブリナ:このメロディー、私が出発する前の晩に流れていた。デビッドはここにいて、他の女性と踊ってた。今晩は私と踊って欲しかったなあ。/ライナス:家族として。/父親:どうやって、全ての破片を取り除いたか分かるんだね?/医師:簡単ですな。破片でシャンペングラスを作る。君に痛みを与えてないがね、ここは麻酔が効いてる。/デビッド:アンタじゃない。この曲が・・・/ライナス:サブリナ、もしデビッドがここにいたら、君はキスしてもらいたいと思ったろうね?このキスはデビッドから。家族として。

その夜デビッドをテニスコートで待つサブリナの元にライナスが現れ、彼女と共に踊った。
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そして、次の日からデビッドから頼まれたと言い、レストランや観劇、ヨット遊びに映画と、ライナスは毎日のようにサブリナをデートに誘いだした。

最初は仕事ばかりの堅苦しいライナスを敬遠していたサブリナも、ライナスの元の彼女の話や、社長室から飛び降りたくなることがあるという話を聞くうち、その人間的な側面にじょじょに親しみを持つようになる。

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また、デートを重ねるうちに、事業の為にサブリナを欺く積りだったライナスも、心の中でサブリナを愛し始めていた。


sab-ship.gifそんなある晩、サブリナはライナスに傾く気持ちに混乱し、もう会わないとライナスに告げるため彼の社長室を訪ねた。

しかしライナスの机にあったのは、パリ行の客船のサブリナとライナスのチケットだった。
2人でパリに行けるのだと、サブリナは喜んだのだが・・・・・・・

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この映画はオードリーの美しさと、ロマンチックな曲が、その華麗な味わいを作り上げていると思います。
その名曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ=バラ色の人生」を、紹介せていただきました。


またこの映画は『サブリナ』という日本名で、1995年ハリソン・フォードを主演にリメイクされています。
『サブリナ』予告



http://hirahi1.seesaa.net/article/440833662.html
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posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

『理由なき反抗』感想・解説・ジェームス・ディーン/世界初の青春スターの伝説

理由なき反抗(感想・解説 編)


原題 Rebel Without a Cause
製作国アメリカ
製作年 1955/上映時間 111分
監督・原作 ニコラス・レイ
脚色スチュワート・スターン
 アーヴィング・シュルマン


評価:★★★★  4.0点

この映画は、世界初の青春映画ではないかと思います。
そして、その若者のあからさまな主張を語るには、ジェームス・ディーンという映画史上でも希有のカリスマの個性が必要不可欠だったでしょうか。
『理由なき反抗』予告


『理由なき反抗』の感想・解説

青春映画の誕生


この1955年の映画は、多分、世界初の青春映画だと思う。
それは、大雑把に言えば、第二次世界対戦の前に描かれた映画では、若者がスターにならなかったという事実と同じ理由から発していただろう。
関連レビュー:ルネ・クレマン監督『太陽がいっぱい』
若き日のアラン・ドロン
映画におけるスターの年齢について。

つまり、戦前の社会全体が貧困に喘いでいた時期には、女性達の憧れとは中年の富豪との結婚にあり、それゆえ男性スターは中年だったのだ。
それは若い男性にとっても理想の男とは、リッチな大人になることであり、40代位にならなければ達成し得ない目標だったがゆえに、若い世代とはそれと較べ劣った弱い存在に過ぎなかったのである。

しかし、第二次世界大戦が終わり社会が落ち着きを取り戻すにしたがって、映画スターに新たな姿が加わった。
それが、映画史上初の20代スター、1950年デビューのマーロン・ブランドである。
後にゴッドファーザーで知られることになる彼は、26歳でデビューした当時は極めてセンセーショナルな存在だった。

例えば、下着であったTシャツをアウターとして着たのも、『欲望という名の電車』の彼だったし、『乱暴者』のバイクに跨がり革ジャンを着た姿は、当時の若者達の間で大流行し、その後のヘルス・エンジェルス達が踏襲した。

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このように、マーロン・ブランドによって20代のスターが成立し、彼が表したキャラクター像とは「怒れる若者」という姿だった。

それが表すのは、社会を構成する大人たちに対して反抗する若者像だ。
つまりは、すでに「確立した社会」に、若さとか、未熟であるとか、力不足だという理由で、受け入れられない若者の必死の抵抗であり、それは『太陽がいっぱい』にも共通のテーマだったはずだ。
その物語の軸足は、基本的に自分達を受け入れない大人社会に対する不満を表現したものだった。

そこで描かれた物語は、実を言えば過去の「資本家と労働者」「正義と悪」というのと同様、「社会の矛盾」を描いたドラマであり、その点過去の物語の主人公を若者に置き換えただけだと言える。
つまりは、その物語が語るテーマとは「大人社会の矛盾」にこそあったのであり、それは過去の価値観に則っていると言える。

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しかし、この映画『理由なき反抗』は、新しい「ドラマのモデル」新たな「価値観」を映画史に付け加えた点で、真にユニークだと主張したい。

つまりは、この映画で初めて、等身大の若者の苛立ちが言葉として語られたからだ。
その主張とは、「親が子供の気持ちを分かってくれない」という、10代が心の内で皆感じている真実だった。

それは、主人公ジムの不満が「父親はもっと男らしく」して欲しいとか、ヒロインのジュディーの望みが「父親に愛して欲しい」だったり、この物語の真の主役とも言うべきプラトーが言うのが「親が不在で寂しい」といううものだったりする。
しかしこの主張は、下のストーリーを見てもらえば分かるが、正直ワガママとしか思えない。



riyuunaki-pos.jpgなぜなら彼等の親は、彼等に豊かな生活を提供しているのだし、親としての義務を果たしているのは間違いない。
特に主人公の両親は、息子のために引越しまでし、過保護というべき「かまい」ようなのだ。

結局、親は子供に衣食住を提供し、生命を保証している点で、必要最低限の義務を果たしたと言えるのであり、それ以上は余剰分だと言いたい。

あまつさえこの映画の家族は、ロサンゼルスの高級住宅街に住み、高校生の子供に車を買い与えるほど、何不自由のない生活を提供しているのである。
しかるに、その子供達は、それでも不平を言い、不満を露にし、更には非行に走り、親に反抗するのだ。

マーロン・ブランドの「社会の矛盾」を問うという、公的な意義、社会性を持った若者の主張に比べ、なんとせせこましく、利己的な主張なことだろう。
実は、この映画の主役はマーロン・ブランドの役だった。
ニュージーランドTV3のレポート。

【アナウンス大意】ジェームス・ディーンの『理由なき反抗』の役は、ジェームス・ディーンが最初の選択肢ではなく、スクリーンテストの貯蔵庫から発見されたのはゴッドファーザーだった。
ジェームス・ディーンは『理由なき反抗』で有名になったが、彼がこの役を獲得した理由は他の候補が辞めたからだった。イギリスのTVが23年前のスクリーンテストでマーロンブランドの名前を発見した。彼はこのテストの時点では映画デビューしていなかった。しかし彼の恥じらいと繊細な演技は素晴らしい。
(スクリーンテストの映像、続いて現代のキャステイング担当者の魅力的っだとの意見)
マーロンブランドは主役を与えられたが、その役を断った。なぜ受けなかったかの理由をマーロン・ブランドは生きてるうちに語らなかった。

この役の持つ弱さ、幼さをマーロン・ブランドは嫌ったのではないかと、個人的には思えてならない。
やはりこの役の語る主張は彼が語れば、ティーンエイジャーの愚かさが際立ってしまうと感じる。

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ここで語られるのは、まるで、オモチャを買ってと泣くのに等しい幼稚な感情であり、そんなワガママな主張は大人社会では通用せず、だからこれ以前はドラマや映画には成り得なかった。


そんな理不尽な反抗であるから、この映画の題名は『理由なき反抗』なのである。

つまりは、大人社会から見てこの恵まれた高校生達の反抗とは、「理由なきもの」であると宣言している。

そして同時に、大人から見て理由がない不満であっても、ティーンエイジャーにとって重大な意味を持つのだと、初めて正面から語った点で、この映画は世界初の『青春映画』の称号を獲得する権利を得たと信じる。

それは、初めてティーンエイジャーの立場に立った主張が、公的に説得力を持って表現されたものだったろう。
その主張は間違いなく、若者の心を捉え、ジェームス・ディーンは青春の代弁者として輝いた。


そんなこの映画は、ティーンエイジャーの等身大の心情を吐露した、初めての映画だという点で永遠の価値を持つたのだと思うのである。
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『理由なき反抗』の感想・解説

アメリカ社会の「父権の揺らぎ」
この映画は、初めて10代の未熟な主張を基軸として作られたが、同時に10代が主張を出来る社会的背景がアメリカ社会に進行していたのだろう。

それは父権制の揺らぎ「家父長制の崩壊」である。
父権の揺らぎを象徴するシーン

ジムの父は母に食事を運んでいる途中で、落としてしまいその後片付けをしている。父親は彼女が見つける前に片付けると言い、ジムはなぜ後片付けするのか、これを母に見せればいいと父に言う。こんなことをしちゃいけないと怒る。
ジュディーは父にキスをし、何をするんだととがめられる。母親は食事の準備をとジュディーに言うが、ジュディーはなぜキスをしてはいけないのかと父に問う。父は疲れている、大きいからそんなマネはよせと声を荒げる。弟を膝に乗せた父に無理にキスし、平手打ちをされた。謝る父に、これは私の家じゃないと言い捨てジュディーは出て行った。

そんな、父権の不足を彼等は共に擬似家族となることで、乗り越えようとする。
そして、この映画の影の主役と言える サル・ミネオ演じるプラトーが廃屋で、ジュディーとジムに父と母になってくれ、決して一人にしないでくれと訴える。
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彼は俺達を家族にしようとしたんだ

それは、彼等の父、ひいては親との関係がどれほど危機的な状況かを物語っていただろう。

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実はこの父権の崩壊とは、戦後一貫して進行したアメリカ社会の潮流だと思える。

戦前には餓死者が出ている現実の中で、最も効率よく金銭を稼ぐ方法が「父=成人男性」が外で働き、それを家族全体がバックアップするという家族を構築せざるを得なかった。
そんな「家父長制」の実体は、社会の多様化と、経済的な豊かさ「富の増加」より、人々の道徳律や保守的心理を越えて崩壊に向かう。
個々人が獲得した自由、自活できる道が開かれたことにより、「家父長的制度」が不要になって行く必然的な行程だったろう。


この社会の変革は、自由と豊かさという点で、明らかに人類の勝利だったろうが、しかし社会とは旧弊で保守的な規律によって維持されるのであり、この急激な変化は家族という単位をも再構成を促すものであり、結果として世代間対立などの歪みを生んだのである。

この映画はその時代の変化を象徴した一本だったろう。

しかし、この1955年には露になった「父権の崩壊=社会変化」は、世界的にまだ今日的な問題であり続けていると思われてならない・・・・・・・・・
関連レビュー:『アメリカン・ビューティー』1999年
アメリカ現代家族の家父長制の美しき崩壊を描く
アカデミー賞作品賞受賞作

関連レビュー:園子温監督『紀子の食卓』2005年
平成の日本家族の肖像
日本における家父長制の崩壊について。


『理由なき反抗』の感想・解説

青春スター「ジェームス・ディーン」

この社会的な変革によって露になった、世代間の感覚の違いは、古い家父長の世代から見れば「若者の主張」とは愚かで幼い、自分勝手な主張だった。

riyuu-jimmy-coat.jpg更には、基本的な親の義務を越えた要求を成す、過剰な主張でも有った。

しかしティーンエイジャーの本音であり真実だったとき、その主張は若者達にとっては表出されなければならなかったろう。


だが、社会制度を構築するのが保守的な大人であり、その価値観に縛られていることから、ティーンエイジャーの主張は彼等自身にっとてすら抵抗を持たざるを得なかっただろう。

そんな抵抗を伴う主張が形になるとき、その主張者の姿や形が重要になると思うのだ。


この映画が語る、ティーンエイジャーの甘えたワガママな主張が形になるに当たって、ジェームス・ディーンというナイーヴさと、脆さを持ち、しかし鮮やかな爽やかさ清潔感を持つキャラクターだったからこそ、この10代の主張がティーンエイジャーと大人世代に受け入れられたのだろう。
つまり彼の存在はティーンエイジャーという青春の時をそのまま体現した存在であり、その存在のまま天に召された。


これはもう運命的だと思えてならない。

たぶん天は、キリストをこの地上から一度奪い、再度人々の下に戻したように、ジェームス・ディーンという青春のシンボルをこの世から奪い、映画という形の永遠でこの世に降臨させたのか・・・・・

それゆえ彼は、神格化されたのだろう。





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posted by ヒラヒ・S at 16:42| Comment(6) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月13日

『理由なき反抗』詳しいストーリー・あらすじ/世界初の青春スターの伝説

理由なき反抗(ストーリー・あらすじ編)


原題 Rebel Without a Cause
製作国アメリカ
製作年 1955/上映時間 111分
監督・原作 ニコラス・レイ
脚色スチュワート・スターン
 アーヴィング・シュルマン


評価:★★★★  4.0点

この映画は、ジェームス・ディーンという映画史上に希有のカリスマの、最もその個性を輝かせた作品だと思います。
そしてこの映画は、同時に世界初の青春映画ではないかと思います。


『理由なき反抗』あらすじ



夜、17歳の高校生ジム(ジェームズ・ディーン)は、イースターに泥酔をして道路に寝転がっていた。
彼は警察に連行され、親の到着を署内で待っていた。そして同年代の二人と出会う。
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一人は夜間外出で保護を受けた少女ジュディ(ナタリー・ウッド)。riyu-pol-nat.gif
ジュディーは父親から愛されたいと願いながら、振り向いてくれず非行に走っているのだった。(右:誰とも親しくなんてなりたくない)

riyuu-jhon-pol.gifそして、もう一人は仔犬を射ったプラトー(サル・ミネオ)だった。
彼は乳母のような家政婦が親身になって世話をしていたが、両親から愛を受けたという実感がなく、孤独感にさいなまれていた。(右:誰も助けてくれない)

警察には、ジムの父フランク(ジム・バッカス)と母キャロル(アン・ドーラン)とが駆けつけ、少年課のレイ刑事(エドワード・プラット)と話し合った。
しかし、ジムは強い母に責められている父を見ると、イライラが募り声を荒げる。
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(上:あんたが言うことと、こっちの言うことが違って、そしてまた振り出しだ!)
レイ刑事に別室に連れて行かれたジムは、自分の居場所が見つからないと、レイに苦しみを打ち明けた。
この街に引っ越してきたのは、ジムが転居前の街で暴力事件を起こしていたためだった。母と父は環境が変われば好転すると、正面からジムと話し合おうとせず、ジムの苛立ちは未解決のままだった。

翌朝、新しい高校であるドウスン・ハイ・スクールへ向かうと、昨晩警察にいたジュディに会った。
しかしジュディはジムに冷たくあたった。

朝ジュディ−を窓から見つけたジムは、母の食事を断り、昼食のサンドイッチだけを持ち外に出る。父親は出がけ、友達を選べと言いジムを不快にさせた。ジュディーを呼び止めたジムは、話しかけるがジョディーは冷たくあしらう。ジムは学校が分からないから、一緒に車で行ってほしいと言う。ジョディーは不良達と行くからと断った。ジョディーはバズの車に乗り込みキスを交わす。
バズに誰だと聞かれ、ジョディーは新しい料理だと答えた。
ジョンは自分の車で学校に向かうが、ジョディー達に道を聞いても誰も教えなかった・・・・・・・

彼女は不良学生のバズ(コリー・アレン)、ムーズ(ニック・アダムス)、クランチ(F・マゾーラ)等と一緒に学校では行動していた。
高校では、警察にいたもう一人、プラトーと出会い友達になる。プラトーはジュディーの彼氏、バズに注意しろと警告した。
案の定、転校生のジムはプラネタリウムの校外授業の帰り、バズから因縁をつけられた。
我慢していたが「腰抜け(チキン)」と呼ばれ、互いにナイフで戦い出し、ジムはバズにかろうじて勝った。
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しかしバズは納得せず、今晩チキンレースで決着を着ける逃げるなと言い去っていった。
チキンレースに行くべきか悩んでいたジムは、家に帰ると父に今夜の勝負の事を話し、意見を求めた。
しかし父の答えは冷静になれ、危険はおかすなという、優柔不断な答だった。
父の弱さを憎んでいたジムは、失望しチキンレースの行われる崖へと向かった。
一方、ジュディも家に帰り、父に甘え、キスを求めるが拒絶される。日ごろ感じていた父に愛されない悲哀から、ジュディもまた家を出て崖へと向かう。
崖には、ジョンを含め多くの野次馬が来ていた。
いよいよチキンレースが始まり、崖に向かって車を走らせる2人。
先に車から飛び降りた者が、臆病者の敗者となるので、お互いを見つつギリギリまで我慢する。もう限界と見たジムは崖の手前で車から転げ逃げたが、相手のバズは服が引っ掛かりドアが開かず、そのまま崖へと車もろとも落ち死んだのだった。

この事故に、その場にいた野次馬たちは関わり合いを恐れ、逃げて行った。
ジュディとプラトーはジムと共に、家まで帰ってきた。
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家に帰ったジムは、事件を両親に語り、警察に自首すると伝える。しかし、両親が反対し、口論となり、再び父親に失望したジムは父親を突き飛ばし、出て行った。(右:ただ一度でも、正しいことをしようとしているんだ)

警察署へ行きレイ刑事を訪ねたが、不在だった。
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ジムは家の近くまで戻って来て、そこにジュディがいるのに気が付いた。
ジュディは、家に帰りたくないと言い、ジムは前にプラトーが教えてくれた街外れの廃屋に行く。(右:もう絶対帰りたくない)


一方町では、ジムとジュディの家族は警察に捜索を依頼し、またバズの不良仲間達はジムに報復しようと捜していた。
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不良達はプラトーの家を訪ね、友達だったらジムの行方を知ってるだろうと脅した。

プラトーは家から拳銃を持ち出し、ジムを探し街外れの廃屋にたどり着く。

三人は空き家の中で、自分の居場所を見出し、つかの間の楽しい時間を過ごした。
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プラトーにとっては、両親の愛を知らず育ってきて、生まれて初めて孤独ではないと感じた。(右ジョン:ここで、僕は幸せだ)

プラトーは子供のように甘え、一人にしないでといいながら、いつしか眠りこんでいた。
ジムとジュディは起こさないように、別室で2人横になり、愛を伝え合った。
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そんな時ジムを追い求めるバズの不良仲間が廃屋に乗り込んできて、プラトーを発見した。
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必死に抵抗したが、ついにジョンは追い詰められた・・・・・・・・



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『理由なき反抗』キャスト

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ジム・スターク(ジェームズ・ディーン)、ジュディ(ナタリー・ウッド)、ジョン・クロフォード(サル・ミネオ)、フランク・スターク(ジム・バッカス)、キャロル・スターク(アン・ドーラン)、バズ・グンダーソン(コリー・アレン)、レイ・フレミック(エドワード・プラット)

この映画は、2016年のヒット作品『ラ・ラ・ランド』の中で、二人を結びつける重要なモチーフとして登場します。
『理由なき反抗』の映画を見る二人。
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映画のあとで『理由なき反抗』のロケ地である、ロサンゼルスのプラネタリウムで二人はデートをし、歌い踊りキスをします。
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当ブログ関連レビュー:ミュージカルとハリウッドへの愛が溢れ出す
『ラ・ラ・ランド』






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posted by ヒラヒ・S at 15:09| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする